猫の「イカ耳」を見たことはありますか?
多くの飼い主は、猫がイカ耳になると「怒っているのかな?」「機嫌が悪い?」と不安になりますが、実は 猫は嬉しいときにもイカ耳になる ことがあります。
本記事では、猫がイカ耳になる意味や理由を詳しく解説し、嬉しいイカ耳と警戒のイカ耳の違い、正しい接し方まで紹介します。
愛猫の気持ちをもっと理解し、より良い関係を築くために、ぜひ最後まで読んでみてください!
そもそも猫のイカ耳ってどんな耳?
猫の「イカ耳」とは、耳が横に広がり、やや後ろ向きになる独特な耳の形を指します。
正面から見ると、まるでイカのヒレのように見えることから、この名前がつきました。
通常、猫の耳は前を向いており、周囲の音を集める役割を果たしています。
しかし、イカ耳の状態では、耳が横や後ろを向きます。

この耳の形は、一瞬で変化することが多く、猫の感情や状況によってすぐに戻ることもあります。
イカ耳を見かけた場合は、猫の感情に何かが起きている証拠です!
猫の様子をよく観察し、全体の仕草や表情とあわせて気持ちを読み取ってあげる必要があります。
猫がイカ耳になる主な2つの理由
では、どのような時に猫はイカ耳になるのでしょうか?
大きく分けると、イカ耳になる理由は2つあります。
- 気持ちを表現するため→嬉しい・楽しい
- 周囲の音に敏感になり、瞬時に動けるようにするため→警戒
気持ちを表現するため
猫は耳の動きで感情を伝えてくれる生きものです。
イカ耳は、警戒や不満のサインだけでなく、嬉しい・楽しいと感じている時にも見ることができます。

イカ耳は警戒心が高い時に出るもの!と勘違いされがちですが、実は嬉しいことがあった時もイカ耳になったりします!
特に、次のような場合は、うちの猫もイカ耳になることが多いです。
ご飯やちゅーるを食べている時
猫が夢中になってご飯やちゅーるを食べていると、耳が横に広がることがあります。
これは、「取られたくない!」という本能が働き、周囲の音に敏感になっているからです。
特にほかの猫がいる環境では、この耳の動きがよく見られます。

猫が自分のご飯を取られないように、必死に食べているって考えると、かわいくてたまりません…
遊んでいる時
猫は遊んでいる時にも、イカ耳になることがあります。
特に、猫じゃらしを狙っているときや追いかけっこをしているときなどに、猫が持つ狩りの本能が刺激されて耳が横を向くことがあります。
このときのイカ耳は、猫が集中しているサインです。
目を輝かせながら遊んでいるときのイカ耳は、猫が楽しんでいる証拠です。
猫がイカ耳になって遊んでいたら、思い切り遊ばせてあげましょう!
周囲の音に敏感になり、瞬時に動けるようにするため
猫は敵や獲物に対してすぐ反応できるよう、耳を動かして情報を集めることがあります。
この場合、嬉しいときのイカ耳とは異なり、顔がこわばっていたり、体を低くしたりすることが多いのが特徴です。
例えば、以下のような時に猫は警戒してイカ耳になることがあります。
これらのイカ耳は、周囲の危険を察知し、すぐに逃げられるようにするためのものです。

うちの猫も、少し物音がした瞬間に耳をそっちの方に向けて警戒したりすることが多いです。
猫がイカ耳になったときの対応パターン
猫がイカ耳になった場合には、状況によって猫への対応方法が変わってきます。
飼い主として注意すべきこと
まずは、飼い主として注意すべき基本的な心構えについてです。
猫のイカ耳は、単なる耳の動きではなく、気持ちを表す大切なサインです。
「イカ耳=怒っている」 などと決めつけず、状況に応じて適切に対応することが大切
一番勘違いされる人が多いのは、イカ耳=怒っていると感じてしまうこと。
前述したとおり、イカ耳は警戒・恐怖する時だけでなく、嬉しい・楽しいと感じた時にも起こるものです。
飼い主は、 耳の動きだけでなく、しっぽや目の表情、体の緊張具合 も合わせて観察し、猫の気持ちを正しく理解することが大切です。
ここからは、猫がイカ耳になった場合、私飼い主がどのような行動を取ればいいのかをパターン別に示していきます。
パターン①:猫が嬉しいときの正しい接し方
おやつを食べているときや遊んでいるときにイカ耳になっている場合、それは猫が夢中になっている証拠です。
このときに無理に話しかけたり触ったりすると、せっかくの楽しい時間を邪魔してしまう可能性があります。
猫が遊んだりご飯を食べたりしている時にイカ耳になった場合は、猫の気持ちに寄り添い、猫のペースに合わせてあげてください。
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パターン②:猫が警戒しているときの落ち着かせ方
猫が警戒してイカ耳になっているときは、無理に近づかず、安心できる環境を整えることが大切です。
大きな音や知らない人が原因の場合は、静かな場所に移動させたり、隠れられるスペースを作ってあげましょう。
無理に抱っこしたり、驚かせる行動をすると、さらにストレスを感じてしまいます。
猫が自分から落ち着くまで、見守る姿勢を大切にしましょう。
猫の耳の動きと気持ちの関係
イカ耳だけでなく、猫の耳には猫のさまざまな感情が現れてきます。
リラックスしているときの耳の形
猫がリラックスしているときの耳は、 自然な角度で前を向いている のが特徴です。
このときの猫は、安心しきっており、周囲の音を気にせずリラックスした状態です。

また、猫が寝転んでいるときに、 耳が少し横を向いている ことがありますが、これは「安心していて気を抜いているサイン」です。
逆に、耳がピクピクと細かく動いているときは、周囲の音を気にしている可能性があります。

猫が寝ている時はそっとしておくのが一番ですが、ついついちょっかいかけたくなってしまいますよね…
猫の耳の動きを観察するコツ
猫の気持ちを知るには、耳の動きをよく観察することが大切です。
耳は猫の「感情センサー」とも言えるほど、気持ちがそのまま表れる部分です。
猫は言葉を話せませんが、耳を通じて気持ちを伝えています。
日頃から耳の動きをよく観察し、猫とのコミュニケーションを深めていきましょう。
まとめ
今回は、猫がイカ耳になった時をはじめとした、猫の感情と耳の動きについて解説しました。
まとめると次の通りです。
今回の記事を参考にして、ぜひ猫とよりよい生活を送っていってください!